












20231202
新居浜にある慈眼寺を訪れました。慈眼寺の歴史は非常に古く、13世紀末に創建されました。
当時は金子城が存在し、寺の立地は山の北側にありました。しかし、大正13年(1585年)、豊臣秀吉の四国攻め(大正の陣)により、伊予金子氏当主であった金子元宅は戦死し、金子城も陥落しました。その戦火によって、慈眼寺も焼失してしまったのです。
金子元宅の弟である金子元春は、今治の大雄寺に逃れ、自害を試みましたが、寺の住職に止められ、出家して僧侶となりました。元春は修行を積んだ後、故郷である新居浜に戻り、かつての居館跡に寺院を建立しました。それが松樹林正法山慈眼寺という名前を得た由縁です。
慈眼寺は紅葉が見頃を迎え、静謐な空気に包まれています。私はこの美しい秋の日に、慈眼寺を訪れ、その風情豊かな様子を堪能してきました。
池の周りには赤や黄色に染まった木々が美しく広がり、その景色はまるで絵画のようでした。微風が吹くたびに、紅葉が揺れ、まるで自然が奏でるメロディに包まれるかのようでした。
次に、お寺の建物に足を踏み入れると、そこには厳かな雰囲気が広がっていました。建物内では、歴史に思いを馳せながらゆっくりと歩を進めることができ、慈眼寺の歴史に触れることができました。荘厳な空気と共に、歩むたびに心が静かになっていく感覚が心地よかったです。
コメント